社交ダンス教室を探すとき、先生の経歴やレッスン内容、料金、場所、設備など、ホームページに載っている情報を比べる方は多いと思います。もちろん、そうした条件を見ることは大切です。

ただ、僕は最後はもう少し単純に考えていいと思っています。それは、「その場所にいる自分が自然かどうか」です。

条件がよくても、なぜか落ち着かないことがある

教室へ見学に行ったとき、誰かが特別なことをしてくれたわけではないけれど、何となく居心地がいい。「ここなら通えそうだな」と思えることがあります。

反対に、条件は全部よさそうなのに、なぜか落ち着かないこともありますよね。

これは飲食店や美容院にも似ています。料理がおいしく、値段も問題なく、家から近い。それでも、なぜかもう一度行きたいとは思わない店がある。一方で、少しくらい遠くても、また行きたくなる店もあります。

人間ですから、数字だけでは決められないところがあるのだと思います。

長く通う場所だから、雰囲気との相性を見る

社交ダンス教室は、一回行って終わりという場所ではありません。これから何か月、何年と通うかもしれない場所です。

先生が上手いかどうかだけでなく、話し方や距離感が自分に合うか。そこにいる人たちの雰囲気が自然に感じられるか。教室に入ったとき、必要以上に緊張しないか。そういうところも見ていいと思います。

ただし、どんな雰囲気が正解という話ではありません。にぎやかなところが好きな人もいれば、静かなところが好きな人もいます。先生とたくさん話したい人もいれば、あまり話さず淡々と習いたい人もいる。競争がある方が燃える人もいれば、競争がない方が楽しい人もいます。

だから、「いい教室はこうです」と一概には言えません。大切なのは、自分に合うかどうかです。

体験で上手に踊れたかより、「また来たい」と思えるか

体験レッスンでは、先生にどれだけ上手に踊らせてもらえたかを気にする方もいるかもしれません。

先生と踊れば、自分が思っていた以上に踊れることもあります。でも、一回うまく踊れたことよりも、これから通う場所として「またここへ来たいな」と思えることの方が大事だと僕は思います。

実際に教室へ行ったら、レッスンの内容だけでなく、入ったときの自分の感覚にも目を向けてみてください。無理をしていないか。変に構えていないか。ここに通っている自分を想像したとき、自然に感じられるか。

料金や距離も大事。でも、それだけで決めない

もちろん、現実的な条件も大切です。通える場所なのか、時間は合うのか、料金に無理がないのか。ここはきちんと確認する必要があります。

ただ、安いから、近いからという理由だけで教室を決めない方がいいと思います。

昔、ダンスの世界には、500円くらいで踊れるフリーダンスがたくさんありました。隣が500円なら、うちは490円。では、こっちは480円。そんな価格競争もあったんです。

僕はそのとき、「10円安かったら、そっちへ行くのかな?」と思っていました。

例えば僕が女性に、「あなたはお金がかからなそうだから付き合ってください」とか、「たまたま近くにいたからあなたにしました」と言ったら、たぶん喜ばれませんよね。(笑)

教室も同じで、値段や距離は大事な条件です。でも、それだけではありません。前回考えた自分の目的に合っているか。そして、実際にその場所へ行って、無理をせずにいられるか。そこに「また来たい」と思えるか。僕なら、その辺を見ます。

候補を見つけたら、実際に行ってみる

ホームページだけで、すべてを決めなくてもいいと思います。候補をいくつか見つけたら、実際に教室へ行ってみる。そして、「ここに通っている自分」を少し想像してみる。

何となく自然に感じられるなら、それは結構大事な判断材料です。

社交ダンスは、せっかく始めるなら、無理なく続けられる場所で楽しんでほしいと思います。いくつかの教室を実際に見て、「ここなら続けられそうだな」と思える場所を探してみてください。

山岡ダンススクールでも、社交ダンス初心者の方が実際の雰囲気を確かめられるよう、ご相談や見学を受け付けています。条件だけでなく、そこにいる自分が自然かどうかを、ぜひ感じに来てください。