社交ダンスを始めたいと思ったとき、「上手に踊れるようにならなければ」と考えていませんか。

もちろん、練習してできることが増えていくのは楽しいことです。ただ、社交ダンスを始める理由は、上手になることだけではないはずです。僕は最近、ある方の言葉を聞いて、改めてそう感じました。

何年も踊ってきた方が「これがやりたかった」と感じたもの

山岡ダンスは、これから社交ダンスを始める、まったくの初心者の方を対象にした教室です。

ところが最近、何年も社交ダンスを続けてきた経験者の方からのお問い合わせが増えています。最初は少し不思議でした。何年も踊ってきた方なら、もっと上級者向けの教室を探すのではないかと思ったからです。

でも、お話を聞いてみると、理由は少し違っていました。

先日来られた方が、山岡ダンスのInstagramを見て、こんなことを言ってくださったんです。

「これが本当に、私がやりたかったダンスなんだと思いました」

その言葉が、すごく印象に残りました。

その方は、これまでレッスンも受けてきて、デモンストレーションにも出て、いろいろ頑張ってきた方です。それでも、Instagramでみんなが一緒に楽しそうに踊っている様子を見て、「これがやりたかった」と感じた。

なんだか一周回って、最初に戻ってきたようにも思えます。

社交ダンスを始めたきっかけは、もっと素朴なもの

皆さんは、何がきっかけで社交ダンスを始めたいと思うのでしょうか。

最初から「何年後にはホテルの大きな会場でデモンストレーションを踊る」と考えて始める人は、そんなに多くないと思います。

音楽に合わせて踊ってみたい。人と一緒に踊ったら楽しそう。少しおしゃれだし、なんだか面白そう。

おそらく、そういう気持ちから始まるのではないでしょうか。僕自身もそうでした。最初は、踊ることそのものが楽しかったんです。

ところが長く続けていると、「もっと上手になりたい」「もっとできるようになりたい」と思うようになります。次はこれ、その次はこれ、と目標も増えていきます。

もちろん、目標を持って努力することは素晴らしいことです。それが楽しい方は、その楽しみ方でいいと思います。

ただ、目標を追いかけているうちに、最初に何が楽しくて社交ダンスを始めたのかを忘れてしまうこともあります。

上手になるまで、楽しんではいけないわけではない

社交ダンスは、試験を受けるために始めるものではありません。趣味です。

だからこそ、「楽しい」ということは、とても大事だと僕は思っています。

もちろん、上手になれば、さらに楽しくなることもあります。でも、上手になるまで楽しんではいけないわけではありません。

初心者なら初心者なりに、今日一緒に踊れた。少し笑えた。昨日より一つできることが増えた。

それだけでも、十分に楽しいんです。

何年も踊ってきた方が、初心者向けの教室を見て「これが私のやりたかったダンスだった」と言った。その言葉を聞いて、社交ダンスって結局そこなんじゃないかなと思いました。

最初から楽しんでいい。それが社交ダンスだから

これから社交ダンスを始める方には、上手になることだけをゴールにしないでほしいと思っています。

うまく踊れない日があっても、一緒に踊る人がいて、音楽があって、少しでも笑えたなら、それはもう社交ダンスの楽しさです。

最初から楽しんでいいんです。

だって、そのために始める社交ダンスですから。

山岡ダンスでは、これから社交ダンスを始める初心者の方に向けて、踊ることそのものを楽しめるレッスンを行っています。「楽しく踊りたい」という気持ちがあれば、十分に始められます。