社交ダンス初心者の方は、レッスンで「ここが違います」「そこができていません」と注意され続けるのではないか、と不安に感じるかもしれません。でも、できないところばかりを見る必要はありません。まずは、その日にできたことや、相手と楽しく踊れた瞬間を見つけることが大切です。
山岡ダンススクールでは、最初にその人のいいところを見つけることを大事にしています。できない部分をすべて並べるのではなく、「ここはいいですね」「今の感じいいですよ」と声をかけながら、楽しく伸ばしていくレッスンです。
競技ダンスで学んだ「できないところを直す」練習
僕自身、昔は競技ダンスをやっていました。競技では、できていないところを見つけて、一つずつ直していく練習をたくさんします。完成度を高めるためには必要な考え方です。
ただ、初めて社交ダンスをする人に、同じように注意ばかりしていたらどうでしょうか。初めてやることなのですから、できないところはいくらでもあります。全部並べていたら、50分のレッスンが注意だけで終わってしまいます(笑)。
それよりも、「今日できたことが一つある」と喜べた方が、「次もやってみようかな」と思えます。だから今のレッスンでは、まずその人のいいところを見つけ、そこから伸ばしていきたいと考えています。
生徒さんの笑顔を見ながら踊る理由
実際に、うちの生徒さんたちはよく笑っています。レッスン中も冗談を言いながら、ニコニコ踊っているんです。僕は、あの表情が好きです。
社交ダンスは、二人で踊るものです。相手のここが悪い、あそこができていない、と考えてばかりいたら、一緒に踊る時間がだんだん窮屈になってしまいます。
人間ですから、得意なことも苦手なこともあります。少し不器用なところも、その人らしさかもしれません。もちろん、相手に迷惑をかけることや危ないことは、そのままでいいわけではありません。そこはきちんと気をつけます。
でも、何もかもきれいにそろった人間はいません。できていないところばかり探すより、「この人のこういうところ、いいなあ」と思える方が、一緒にいて気持ちがいいのではないでしょうか。相手が居心地よくなると、自分も居心地よくなります。
社交ダンスは人を採点するためのものではありません
これは、ダンスの技術だけではなく、コミュニケーションの話でもあります。社交ダンスを始めると、今まで会ったことのない人と一緒に踊ることがあります。最初から相手とぴったり合うことは、なかなかありません。
それでも、「この人と踊ると楽しいな」と思える瞬間があれば、それで十分です。いいスタートだと思います。
これから社交ダンスを始める方も、自分のできないところばかり数えなくて大丈夫です。「今日はここができた」「この人と踊れて楽しかった」。そんなところを一つずつ見つけていけばいいのです。
社交ダンスは、人を採点するためのものではありません。人と一緒に楽しむためのものです。できないところを直すことだけに追われず、できたことや相手のいいところを見つけるレッスンから始めてみませんか。
初心者の方には、まず踊る楽しさを感じてもらえる体験レッスンもご案内しています。できないことを数えるのではなく、できたことを一緒に見つけていきましょう。